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GPSCについて
これまでの米日財団助成プロジェクトの成果
地球市民の育成を目的とした学校間交流活動
地球市民の育成を目的としたリーダー育成活動
地球市民の育成を目的としたプログラム開発
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GPSCについて
1.センター長あいさつ(センターの概要)   2.センターの目的    
3ドナルド・リー・スペンス博士について   4.スタッフ   5.これまでの主な活動履歴
センター長あいさつ(センターの概要)
広島大学のグローバル・パートナーシップ・スクール・センター(GPSC)にようこそ。センターを代表して、心より歓迎をいたします。

広島大学に在籍する私たちは、これまでに個人として、あるいはグループで取り組んできました、日本とアメリカ合衆国との間をグローバル・パートナーシップによって結びつける多様なプロジェクトの成果を継承・発展させるために、このたび米日財団からの研究助成を受けて本センターを創設することにいたしました。そのきっかけとなったことは、私たちの友人であり、広島大学で学び、その後長く日米間の架け橋のような役割を果たしていただいた故ドナルド・スペンス博士の志を、彼とのかかわりの深かった仲間が集まり、それを広島大学で受け継いでいこうと話し合ったことです。
本センターでは、将来グローバル・パートナーシップを推進していってくれる学生・教員や、学校間連携を推進していくことのできるリーダーとなる人材を育成していきたいと考えています。また、そのために必要な多様なプログラムを開発していきたいと考えています。なぜなら、このことは、社会のグローバル化が急速に進展する今日、近未来の大きな教育課題であるとともに、スペンス博士が願われていた、国際平和の実現を目指した多国間のグローバルな協力関係をより強固なものにしていくことに貢献することになると考えているからです。

本センター設立の理念であり、哲学は、スペンス博士のようなグローバルなマインドやコミュニケーション・スキルをもった人材を多く育成することによって、平和を希求する精神(ヒロシマの心)の普及を目指していくことです。今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

センター長・小原友行
センターの目的
本センターの目的は、多様な国際交流・国際協力の活動を展開することを通して、日米両国の教員・学生・児童生徒の相互理解と協力を促進することです。そのために、具体的には次の目標の実現を目指します。そのために、具体的には次の目標の実現を目指します。

@ 情報発信:センターのWebページを開設し、過去のプロジェクトの研究成果(日本語・英語)、開発した教材や資料、GPSCに関する情報、広島や平和に関する資料紹介などの情報を発信する。
A 人材育成:リーダー養成のためのワークショップの開催、小中高教員の相互訪問、児童生徒の相互交流(実体験型・バーチャル体験型)、教員志望の学生・大学院生等(現職教員を含む)の相互体験型海外教育実地研究の支援などの国際交流活動を通して、グローバル・パートナーシップを推進する人材を育成する。
B プログラム開発:日米両国の教員による共同研究やワークショップを通して、グローバル教材や学習指導法の開発・実践・検証、姉妹校関係の締結・継続の方法論の開発などを行う。
ドナルド・リー・スペンス博士について
本センターは、故スペンス博士の遺志をついで設立したものです。

スペンス博士はテネシー大学で博士号を取得され、広島大学大学院教育学研究科でも2年間フルブライト奨学生として学ばれました。テネシー州やノースカロライナ州で公立学校の教師(社会科)として勤められた後、ノースカロライナ州公教育局(社会科教育担当)に勤められ、1983年から亡くなった2004年までイーストカロライナ大学に奉職されました。その間、ノースカロライナ・ジャパン・センター・イーストのディレクターも長く務められました。


またスペンス博士は、本センターのWebページでも紹介している米日財団助成による2つの大きなプロジェクト、『アメリカ合衆国の社会と文化の理解のためのカリキュラム開発研究』 (1993-1995)と『グローバル・パートナーシップ・スクール―21世紀の教育における米日間協力モデル―』 (1999-2002)のディレクターを務めるなど、様々な活動を通して米日間の架け橋の役割を果たされました。これらの活動を通して、グローバル・マインドを学んだ人々、そして新たにグローバル・マインドを育てる側になった人々は、数え切れないほどいます。

もちろん、スペンス博士は、米日間の相互理解だけを願っていたのではありません。世界中の人々が少しでもつながりをもつことで相互に理解を深めてゆき、尊敬と愛を通して“平和”が築かれることを強く願っていました。彼の墓石には、“平和”という文字が日本語で刻まれています。私たちは、彼の遺志を引き継ぎこうしてグローバル・パートナーシップ・スクール・センターを立ち上げましたが、このセンターが彼の思いを少しでも叶えるものになればと心から願っています。
スタッフ
@センター長: 小原友行(広島大学大学院教育学研究科教授)
A研究員:

深澤清治(広島大学大学院教育学研究科教授、人材育成担当)
朝倉 淳(広島大学大学院教育学研究科教授、プログラム開発担当)
松浦武人(広島大学大学院教育学研究科准教授、情報発信担当)
松宮奈賀子(広島大学大学院教育学研究科講師、人材育成・プログラム開発
  
      担当)
神山貴弥(同志社大学心理学部教授、情報発信担当)

B研究協力校:

イーストカロライナ大学
エクスプローリス・M.S.
エッペス・J.H.S
ウォルコーツ・E.S.
エルムハースト・E.S.
東広島市立三ツ城小学校
東広島市立高美が丘中学校
広島大学附属東雲小・中学校
広島大学附属三原学園

スタッフ
1.これまでの主な活動履歴
時 期 内 容
2005.4 広島大学グローバル・パートナーシップ・スクール・センター(GPSC)設立
2005.5 学生相互交流事業の支援(広島市・東広島市・三原市ほか)
2005.5 ワークショップの開催(広島大学附属三原学園)
2005.6 講演会開催(講師 アンドリュー・エファート氏)(広島大学)
2005.6 エクスプローリス・M.S.(米国NC州)から広島大学附属東雲中学校への第2回訪問受入支援(広島市ほか)
2005.7 第1回学校間交流国際フォーラム開催(広島市)
2005.8 広島大学附属東雲中学校からエクスプローリス・M.S.への第3回訪問支援(米国NC州)
2006.4 広島大学大学院教育学研究科・授業科目「体験型海外教育実地研究」新設
2006.6 エクスプローリス・M.S.から広島大学附属東雲中学校への第3回訪問受入支援(広島市ほか)
2006.7 西日本3大学・米国NC州3大学コンソーシアム調印(米国ノースカロライナ州)
2006.7 広島大学附属三原学園エスコートプログラム支援(訪問者 米国ボストン市教育関係者)(広島市)
2006.7 講演会開催(講師 キャロリン・レッドフオード氏、スザン・ハチメイスター氏)(広島大学)
2008.7 第2回学校間交流国際フォーラムの開催(広島市)
2006.8 広島大学附属東雲中学校からエクスプローリス・M.S.への第4回訪問支援(広島市ほか)
2006.8 広島大学附属三原学園とウォルコーツ・E.S.間のワークショップ(米国NC州)
2006.8 広島大学附属東雲中学校とエクスプローリス・M.S.とのワークショップ(米国NC州)
2006.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2006.10 第1回西日本3大学コンソーシアム協議会(大阪教育大学)
2007.4 第2回西日本3大学コンソーシアム協議会(大阪教育大学)
2007.6 講演会開催(講師 ベティー・ピール氏、パム・ジャステセン氏ほか)(広島大学)
2007.6 第3回学校間交流国際フォーラムの開催(広島市)
2007.6 エクスプローリス・M.S.から広島大学附属東雲中学校への第4回訪問受入支援(広島市ほか)
2007.7 広島大学附属三原学園エスコートプログラム支援(訪問者 米国ボストン市教育関係者)(広島市)
2007.8 広島大学附属東雲中学校からエクスプローリス・M.S.への第5回訪問支援(米国NC州)
2007.8 広島大学附属東雲中学校とエクスプローリス・M.S.とのワークショップ(米国NC州)
2007.8 広島大学附属三原学園とウォルコーツ・E.S.間のワークショップ(米国NC州)
2007.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2007.10 第3回西日本3大学コンソーシアム協議会(大阪教育大学)
2008.5 講演会開催(講師 スティーブ・スミュイン氏)(広島大学)
2008.7 教員相互交流事業の学校訪問支援(訪問者 イーストカロライナ大学関係小中高校教員等)(東広島市)
2008.9 第4回西日本3大学コンソーシアム協議会(広島大学)
2009.10 「広島大学グローバル・パートナーシップ・スクール・プロジェクト研究センター」として認可
2009.2 第4回学校間交流国際フォーラム開催(広島大学)
2009.7 第5回学校間交流国際フォーラム開催(広島大学)
2009.7 教員相互交流事業の学校訪問支援(訪問者 イーストカロライナ大学関係小中高校教員等)(東広島市)
2009.9 第5回西日本3大学コンソーシアム協議会(鳴門教育大学)
2009.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2010.5 講演会開催(講師 スティーブ・スミュイン氏)(広島大学)
2010.7 第6回学校間交流国際フォーラム開催(広島大学)
2010.8 第6回西日本3大学コンソーシアム協議会(大阪教育大学)
2010.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2011.7 第7回西日本3大学コンソーシアム協議会(広島大学)
2011.7 第7回学校間交流国際フォーラム開催(広島大学)
2011.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2012.7 第8回西日本3大学コンソーシアム協議会(鳴門教育大学)
2012.7 第8回学校間交流国際フォーラム開催(広島大学)
2012.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2013.7 第9回学校間交流国際フォーラム開催(広島大学)
2013.7 第9回西日本3大学コンソーシアム協議会(大阪教育大学)
2013.9 体験型海外教育実地研究による海外訪問(米国NC州ほか)
2.活動紹介
体験型海外教育実地研究(広島大学大学院教育学研究科博士課程前期・授業科目)
1) 授業の目的
海外において、教育機関の見学、聞き取り調査、および小・中学校における授業実践研究を行い、学校運営、教科指導、生徒指導等について高度な実践的指導力を育成するとともに、グローバル教育推進に必要な資質を育成します。


   
   
2) 授業の概要
(1)事前研究
オリエンテーション、テーマ設定、授業実践研究の教材開発と指導法研究。

(2)教育実地研究
米国ノースカロライナ州ほかにて、9月中旬〜下旬の時期に1週間程度実施。

(3)事後研究
データの整理と考察、発表会、報告書・論文の作成、交流活動等。


   
   
3) 渡航日程例(2013年度)

September 2013 GPSC Schedule for Greenville, NC Activities

 

 

Transportation

Activities

Lodging

Sep
14

Sat

Hiroshima 07:55-09:35 Narita (NH3236)
Narita 11:05-10:40 Washington Dulles (NH002)
Washington Dulles 12:20-13:29 Raleigh (UA3798)
RDU Airport →City Hotel & Bistro

Greenville

15

Sun

 

Preparation of Lessons

Greenville

16

Mon

City Hotel →Each School

School Visit
Elmhurst E.S.(K-5)
Wahl- Coates E.S.(K-5)
C. M. Eppes J.H.S. (6-8)
Observation / Teaching & lunch at school

Greenville

17

Tue

City Hotel → Each School → ECU

Morning: School Visit &   Observation / Teaching

Greenville

18

Wed

City Hotel → St. Peter's Catholic School → Clarion State Capital

Morning: School Visit
St. Peter's Catholic School.

Raleigh

19

Thu

Transportation; On foot

School Visit
* Exploris M.S. (6-8)
* Museum Visit

Raleigh

20

Fri

Hotel → RDU
Raleigh 10:21-11:34 Washington
 Dulles  (UA4309)
Airport → Hotel

Traveling to Washington DC
Study on the American Culture

Washington DC

21

Sat

 

Study on the American Culture at Historical Place

Washington DC

22
23

Sun
Mon

Hotel → Airport
Washington Dulles 12:20-15:25 Narita (NH001)
Narita 17:40-19:15 Hiroshima (NH3237)

 


   
3.活動紹介2
学校間交流国際フォーラムの開催
第1回:2005年7月30日(土)

姉妹校である両校は、毎年、生徒の相互訪問による交流事業を実施しています。また、「水」「携帯電話」「平和」などをテーマにした総合的学習を共同で実施しています。

 
第2回:2006年7月29日(土)

第1部 ワークショップ
「世界中の人々をつなげよう!」
第2部 実践発表
第3部 シンポジウム
「さあはじめよう学校間交流ー計画から実践へー」
 
第3回:2007年6月9日(土)

第1部 実践発表
第2部 シンポジウム
「グローバルマインドをもつ教員養成のこれから
―LocalからGlobalへ―」
 
第4回:2009年2月21日(土)

第1部 体験型教育実地研究活動発表
第2部 シンポジウム
「グローバルマインドを有する教員の育成をめざして」

 
第5回:2009年7月18日(土)

第1部 実践発表
第2部 シンポジウム
「日本及び米国における国際理解教育の展開」
第3部 記念講演( Dr.Carolyn Ledford)
“My experiences for Global Partnership in USA and Japan”
 
第6回:2010年7月17日(土)

第1部 基調提案(Dr. Sandra Warren)
“Preparing 21st Century Pre-service Teachers”
第2部 シンポジウム
「日米における教員養成高度化への挑戦」
 
第7回:2011年7月9日(土)

第1部 シンポジウム
「グローバルパートナーシップを備えた教員養成の可能性〜大学間ネットワークの活用を通して〜」
第2部 セミナー
「グローバルパートナーシップを備えた教員に求められるもの〜「体験型海外教育実地研究」の指導に協力して〜」
 
第8回:2012年7月7日(土)

第1部 基調提案
「日米におけるグローバルマインドを備えた教員養成の展望〜特別支援教育の視点から〜」
第2部 シンポジウム(14:45-16:25)
「グローバルパートナーシップを育む学校づくりを求めて」
 
第9回:2013年7月6日(土)

第1部 シンポジウム
「アクションリサーチを取り入れた教員養成の日米比較」
第2部 学校間交流の実践報告
「アートによる国際交流から」
4.活動紹介3
学校間国際交流事業の支援
たとえば次のような事業を支援しています。
生徒相互訪問交流事業(広島大学附属東雲中学校と米国エクスプローリス・ミドル・スクール)

姉妹校である両校は、毎年、生徒の相互訪問による交流事業を実施しています。また、「水」「携帯電話」「平和」などをテーマにした総合的学習を共同で実施しています。
   
エスコートプログラム(広島大学附属三原中学校)

米国の教育関係者の広島訪問を支援するプログラムです。9年生(中学校3年生)の生徒が、平和記念公園やその周辺施設を案内し、語学運用力や状況判断力を高めるとともに、歌の発表やディスカッションを通して平和交流を行います。
   
テディベアプロジェクト(東広島市立三ツ城小学校と米国エルムハースト小学校)

ぬいぐるみのクマを親善大使として、そのクマをお互いに相手校に派遣し、相手校からやってきたクマの立場・視点で子どもたちが書いた日記を交換することにより、相手国の文化や習慣を学ぶプロジェクトです。

   
米日技術教育プログラム支援

米日技術教育プログラムとして、米国バーモント州ハートフォード地域技術教育センターが、高校生13名、代表・引率教諭等7名を広島県立広島工業高等学校に派遣し、生徒会役員等との交流会を行いました。
5.その他
最近の関係報告書・論文等
小原友行・深澤清治・朝倉淳・神山貴弥ほか「大学院生によるアメリカでの体験型海外教育実地研究報告」、『学校教育実践学研究』第13巻、pp.43-56、2007
広島大学GPSC『グローバル・パートナーシップを推進するための人材育成およびプログラム開発(2007-2008)』米日財団奨学寄付金事業成果報告書、2008
広島大学GPSC『平成19年度体験型海外教育実地研究参加者成果報告書』、2008
小原友行・深澤清治・朝倉淳・神山貴弥ほか「大学院生によるアメリカでの体験型海外教育実地研究報告U」、『学校教育実践学研究』第14巻、pp.39-53、2008
朝倉淳・林万青也・小原友行・深澤清治・神山貴弥「テディベアプロジェクトによる国際理解教育に関する一考察」、『学校教育実践学研究』第14巻、pp.139-145、2008
小原友行・深澤清治・朝倉淳・松浦武人・神山貴弥ほか「大学院生によるアメリカの小中学校での体験型海外教育実地研究報告V」、『学校教育実践学研究』第16巻、pp.95-104、2010
小原友行・深澤清治・朝倉淳・松浦武人・松見奈賀子ほか「大学院生によるアメリカ
の小中学校での体験型海外教育実地研究報告W」、『学校教育実践学研究』第17巻、
pp.155-168、2011
小原友行・深澤清治・朝倉淳・松浦武人・松見奈賀子ほか「大学院生によるアメリカの小中学校での体験型海外教育実地研究報告X」、『学校教育実践学研究』第18巻、pp.129-141、2012
小原友行・深澤清治・朝倉淳・松浦武人・松見奈賀子ほか「大学院生によるアメリカの小中学校での体験型海外教育実地研究報告Y」、『学校教育実践学研究』第19巻、
pp.259-270、2013
西日本3大学・米国ノースカロライナ州3大学によるコンソーシアム
西日本の3大学(大阪教育大学、広島大学教育学部、鳴門教育大学)と米国ノースカロライナ州の3大学(ノースカロライナ大学ウィルミントン校UNCW、イーストカロライナ大学教育学部ECU、ウェスタンカロライナ大学WCU)の6大学は、日米相互の大学間の友好、相互理解、および研究教育協力を促進するため、コンソーシアムを締結することとし、2006年7月7日米国ノースカロライナ州チャペルヒル市において調印式を行いました。GPSCもこのコンソーシアムに基づいて、学生交流や共同研究等の活動を展開しています。
GPSC100名ネットワーク
GPSCが主催するフォーラムやワークショップの案内の他、このネットワークを通じてメンバー相互の情報交換等を行っていきます。登録をご希望の方は、下記までご連絡ください。
連絡先
広島大学
グローバル・パートナーシップ・スクール・
プロジェクト研究センター
[通称:ドナルド・スペンス・センター]


〒739-8524 広島県東広島市鏡山1-1-1
E-mail: gpsc@hiroshima-u.ac.jp